炭鉱電車
旧三池炭鉱専用鉄道電気機関車

2007年11月3日



エスジーカミカル(三井化学合成門)より敷地内にあります。
普段は入ることが出来ませんが今回は近代遺産の一般公開で入ることが出来ました。

このような構内にひっそりと保存してありました。

20トン級B形5号電気機関車です。
ドイツのジーメンス社製凸型機関車をモデルに三菱造船で製造1915年(大正4)されました。
国産では最古級の電気機関車です。

運転席にも入ることが出来ます。

電源がパンタグラフの上げ下げ、原始的です。
同型は今でも構内で活躍しているそうです。


15トン級B形5号電気機関車です。
1908年(明治41)アメリカのジェネラルエレクトリック社で製造されました。
国内に現存する最古級の電気機関車です。
L型の車体を持ち、亀の形に似ている所からガメと呼ばれていました。

出入り口が無い為、窓から出入りしていたそうです。


20トン級B形1号電気機関車です。
1911年(明治44)ドイツのジーメンス社製の凸型の車体を持つ電気機関車です。
これも国内に現存する中では最古級に属するそうです。


45トン級B-B形17号電気機関車です。
1936年(昭和11)に東芝で製造された凸型車体の電気機関車です。
産業用の標準型電気機関車で全国各地の私鉄・専用線で使用されました。

スイッチも付いて近代化されています。

このレバーは現在の電車にも見られますね。

運転席です。

電気機関車たちは産業用の為、運転席が横向きです。
たぶん、行ったり来たりする為に横向きの運転台になったのでしょう。

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