千光院大蘇鉄

2007年4月29日

福岡県遠賀郡芦屋町

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千光院大蘇鉄は、岡湊(おかのみなと)神社にあります。
福岡県天然記念物で樹齢が400年以上です。


寛永十四年(1637) 天草四郎時貞が中心となり島原の一揆が起こった。
福岡藩主黒田忠之公は幕府から一揆平定を命じられ
岡湊神社で海上安全・戦勝祈願を行ない400余艘で芦屋の港より
寛永15年1月27日に海路で島原に赴きました。
島原の原城は2月28日に落城し、一番乗り1番槍は黒田藩が占めました。

この蘇鉄は黒田藩が帰途にあたり原城中にあったものを持ち帰り
戦勝記念に千光院別当に植えたものです。
樹齢は400年を数え日本三大大蘇鉄の一つにされています。
(雌株1本)


一本の蘇鉄です。枝?幹?が折れないように支えがしてあります。

日本三大ソテツですが、
ここ、千光院の大蘇鉄と
  龍華寺(りゅうげじ)の大蘇鉄(静岡市清水村松)
  能満寺の大蘇鉄(吉田町・静岡)
  妙国寺の蘇鉄(堺市・大阪)
三大ではなく四大のようですが、決め手は無いようです。



千光院別当は神仏習合で廃寺となり、
今は岡湊神社宮司宅になっていて、
蘇鉄は庭にあります。

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