石炭産業科学館・三池港閘門・宮原坑跡・万田坑跡

2008年11月3日(曇)

 

11月3日は文化の日です。
大牟田・荒尾の近代遺産群を一般公開しています。

まずは、大牟田市石炭産業科学館です。
通常は大人400円が必要ですが
今日は開放で無料です。

わが国最大の炭鉱の街だった大牟田市
地球資源だった石炭の威力を未来に伝える
ことを目的としています。


中に入ると石炭を使った物、暖炉・機関車など
イロイロな物を紹介しています。

体験学習みたいに地下に降りる演出があり
その奥に進むと、ダイナミックトンネル
(名前が凄いがあります。

石炭を採掘していた機械たちが待っています。


これも石炭を採掘していた機械です。
黄色い刃が左右に動いて削り取るように
採掘していました。


坑道内の運搬用の列車ですね。
120cmぐらいしか高さがありません。


これは、ドリルの様に動いています。
人が通るとセンサーで動くようになっています。
名前を見ていただくと分かるように自社製のマシンなんですね。
一台いくらなんでしょう??


右手にあるドラムカッター


センサーに反応すると動き出します。
このようなマシンがダイナミックトンネルには展示してあります。

地上?に戻ると

昔の採掘の仕方などが模型を使って説明されてます。



この他、光や電磁波や空気などを使った
実験設備があり、子供が楽しめるようになっています。
(大人もたいへん楽しかったです。(笑))


建物から出ると
当時使用していた機械等が展示してあります。
トンネルの天井壁などを支える機械です。


トンネル内の運搬車ですね。
もちろん電気で動きます。


作業員を運ぶトロッコですね。


こちらは貨物列車ですね。



続いては三池港に向かいます。

三池港閘門があります。
三池港は有明海に面している為
干満の差が激しいところです。
大きな船が入港する為に閘門が作られました。


グレーの円柱が閘門です。
観音開きで開閉されます。
今は満潮の為開いています。
水深は9.20mでした。


操作室です。
三井のマークがありますね。


閘門の左右には水深を調節する為の水門もあります。


真中の黄色いクレーンが金剛丸です。
石炭を焚いて蒸気で動いていたクレーン船です。



続いては宮原坑跡です。

明治31年(1898)採掘を初め
昭和6年(1931)閉山しました。

櫓の高さ約22m 竪坑の深さ約160m有りました。
この第2竪坑より始めて鋼鉄製の櫓になりました。


中には巻上機が残っていますね。


レンガ造りの建物でイギリス積だそうです。



詳しくはこちらを見てください。

去年の宮原坑です。←CLICK


続いては万田坑跡です。
明治35年(1902)採掘〜平成9年(1997)閉鎖

竪坑の深さ274mです。



これが、深さ274mの竪坑のです。
全く、検討も付きませんね。
今は、金網で蓋をしています。


設備様の倉庫か何かですかね
モーターなどが置いてありました。

今年万田坑は世界文化遺産国内暫定一覧表に掲載されました。
その為か、去年より公開が多くなっていました。


第二竪坑巻上機です。


去年は、1階のみでこれを見ることは出来ませんでした。
階段などを整備して3階まで上がれるようになっていました。


油が新しいですね。
錆もなく今でも使えそうです。


第二竪坑に続くトンネルです。
ここも開放されてました。


竪坑櫓の真下です。


第二竪坑です。
塞がれてはいますが、当時は274mの深さがありました。


事務所です。ここも開放されていました。


今にも鳴りそうな電話ですね。


懐かしい机


もう履かれる事の無い安全靴


ここは何の部屋だったのか?


事務所の1階は写真展をやっていました。


工作室などです。


ボール盤・旋盤などがそのままあります。


廃墟ですね。



去年の万田坑です
←CLICK

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