胸の観音

2007年06月24日

福岡県京都郡みやこ町勝山黒田


平尾台麓の南側に、胸の観音は在ります。
黒田神社の近くに参道があり、2km行くと駐車スペースがありここから歩きです。

この参道は狭く車の離合できる所も限られています。参拝者が多いので注意が必要です。

最初に訪れた時、ここから300mと書いてあります。
すぐ近くだと、安易に考えたのですが、
写真を見ると杖が置いてありますね!!
最初は気づきませんでした。(汗)

200mほど坂道を登ると?

徒歩8分??と出ています。
すぐに着くと、考えていたのですが、これを見て愕然としました。

このような参道を上がること10分、ようやく
観音堂に到着です。

私にはハードな登りでした。

これが胸の観音堂です。
巨大な岩の下に祭ってあります。

横から見たところですね。
日本一の岩窟と書いてあります?


胸の観音の由来です。
簡単に説明すると
遠い昔の大かんばつの際に雨ごいの人柱となった長者の娘・早苗姫を祀る観音堂です
長者は雨が降らず困っていました。小松が池の龍神谷に行き
「雨を降らしてくれたら、我が三人の娘の1人を差し上げようと」誓うと
竜巻が起こり豪雨となり、田植えが出来たそうです。
約束通りに末娘の早苗姫が自ら望んで人柱になったそうです。
その早苗姫を祀るお堂です。
胸の痛み、苦しみを治す観音といわれています。

ここより、右に奥の院と案内があります。

この先が奥の院です。

反対側から見ると分かりますが
岩の隙間を潜って行きます。


大師堂があってその奥に


ここが奥の院です。
ここも岩窟の中に祀ってあります。


ここは岩山らしく巨大な岩がゴロゴロしています。

戻って観音堂の上に行くと

大きくないですが鐘突き堂があります。

ここの横より、展望台と案内があるので行ってみる事にします。
(資料によると勝山が一望できると書いてあったので!)
すぐに小さな広場があり、登山者が休憩していました。

狭い道を登って行くと
突然、鬱蒼としてきました。

道も獣道に近づいていますね。
更に、登ると、

もう道もよく分かりません。
途中で引き返そうかとも思いましたが、
「折角登ってきたのだから」、と、自分をなだめて登りました。


で、着いた頂上がこれです。(爆)
鬱蒼と笹が生えているだけ!!

眺めが良さそうな所にも、笹を掻き分けて進みました。


晴れていて、木々の葉が無くなると眺めがいいでしょうね。
しかし、今の時期はニョロニョロ(ヘビ)がいます。
この写真を撮っている時も足元にいました。(汗)
(ここまで、登るのに3度も姿を見せてくれました)
苦手な方は、行かない方がいいと思います。(笑)

降りてきて登山者に聞くと、草が枯れると
頂上付近にコンクリートで固めた広場があるそうです。
今回は、とても発見できる状態では無かったですね。

この時期は湿気と気温で汗だくとなります。
やぶ蚊もブン( ̄ω ̄= ̄ω ̄)ブン飛んでいました。



帰り道は同じ道を駐車場まで降りてきます。

簡単ではありますが、
ここは胸の病気に効くと言われるだけあり、女性が多く参拝していました。
灯篭など殆どすべてがも祈願で奉納した物ばかりです。
遠くは中国・四国からも参拝に訪れるそうです。

みなさんも一度参拝に来てみては如何ですか??
展望台は涼しい季節がお薦めですよ!(笑)

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