東大寺別院阿弥陀寺

2007年10月21日


山口県防府市にあります。
ここは東大寺再建の為、周防国に西下した俊乗房重源上人が 
後白河法皇の現世安穏を祈って建立した古寺です。
今では4000株のアジサイが植えられアジサイ寺として有名です。



入り口から古さを感じる門がありその左右には金剛力士像が守っています。



さすがは国指定重文ですね。
体が生きているような躍動感があります。
眼も怖いぐらいの力が感じられます。



参道の右手には湯屋があります。

この湯屋は東大寺再建の為に 多くの人夫が携わりました。
ケガや病気の治療と休養の為にこの辺りには多くの石風呂があったそうです。


これが洗い場です。サウナと岩盤浴を合わせた様なものでしょうか。

こちらは釜のお湯を沸かす竃です。


この石風呂は鎌倉時代の石風呂だそうです。
中で杉の葉などを燃やし石を暖め灰を出して
中に菖蒲などの水に浸した葉を引いて中で布を被って入ったそうです。
まさに岩盤浴ですね。



今でも石風呂保存会が月に一度焚くようですね。
どんな感じなんでしょうね?入ってみたいです。



階段を上がって本堂に向かいます。
大きなイチョウの木がありました。

幹には仏様が祭ってあります。


これが本堂です。立派な構えですね。
歴史を感じます。


中には御本尊と上には百人一首でしょうか?

隣には消防団の使う給水用のホースです。
レトロですね。


静かな縁側で猫が気持ち良さそうに寝ています。


ぬれ観音ですね。水を掛けながら願い事をお願いします。


念仏堂


鐘突堂



市指定の天然記念物のヤマモモです。
周りに気が多く全体が上手く撮れませんでした。



これは何でしょう?

読んでみると、巨木をこのようにして運んだらしいです。

その昔はこのような巨木が数多くあったのでしょうね。
これでも直径1.5mぐらいあります。


県最古の地蔵菩薩です。

アジサイの咲く季節に来てみたいですね。


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